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こんばんわ討田です。好きな言葉は「おおよそ」です。あの誠実そうな曖昧さが好き。
今日の日記はなんかややこしい。気が向いたら読んで(σ・з・)σ
こう見えて本がわりと好きです。
読み出したら途中で切るのが嫌です。気付いたら危険な時間になっていますw
先日かなり前に姉から借りていた村上龍の「五分後の世界」という本を読みました。
簡単なあらすじを言うと・・・
ジョギングしていたら気付けば違う世界に来ていた。そこは並列世界で、日本が第二次世界大戦で降伏しなかった場合の五分ずれた未来の世界だった。大量虐殺で日本人口は二十六万人に激減し、地下に建国されていた。連合国軍相手にゲリラ戦を続ける日本人兵士達と主人公の話。
ネタバレはダメなので、気をつけながら個人的な感想を。
非現実的なはずなのに物凄く生々しいリアルさ。
自分の中で想像する風景とか人物とかがまだ鮮烈にこびりついてます。というか驚く程鮮明に想像できたとも言えます。
ただし入り込むというより、引きずり込まれるという表現が正しい。
嫌悪感を抱きながらも抜け出せないというか。。。
次に「何故主人公が違う世界に来た」とかの描写がまったくない。
ある程度の主人公のバックボーンに対することは書いてあるのですが、それも主人公の人間性を知るためのピースのようです。しかもまったく足りてないピース。
対してその違う世界での出来事・物事の描写が物凄く細かく、かつ独特に書かれているんですよ。特に戦闘シーンは長い。しかも絶望的で具体的で、息が詰まるw
これらによって、フィクションが無造作に吐き出す「奇跡」の排除、んで「リアル」ゆえの「理不尽」への否応なき直面を余儀なくされるのです。
だもんで説明が少なくとも、並列世界のあまりのリアル感に圧倒されて、疑うってことも考えず納得して読んでしまいました。。。
やっぱり村上龍の文章はなんかヤバイ。毒的な感覚。
・・・あかん、長くなる(´・_・`)
ま、まとめると!読み手に優しい本ではないですが、得体の知れないパワーを持っていて、深くトリップできる本です。
読み終わった後は爽快さなど微塵もなくw、放心して何故かイライラしてる自分がいましたよ・・・なんでやら(´・ω・`)
しかし続きが読みたいwあれだけの世界なら長編でもいけるでしょ・・・。続編なんて、ないよなぁ。。。
・・・つ、次の機会にはもっと読みやすいのを紹介します(´Д`;)/
19日のライブ練習しよっと。